しめ鯖の美味しい食べ方と解凍方法How to eat delicious mackerel

しめ鯖の基礎

古くは江戸時代、海の遠かった京都の都では新鮮なまま魚を調達する冷凍技術がなかったため、魚を塩や酢で締めて運ぶ技術が発達しました。

特に劣化の早い鯖は酢で締める必要がありました、それがしめ鯖の始まりです。
そこまでして人々が食べたかったしめ鯖には、鯖と酢の相乗効果による魅力的な効果がたくさん含まれています。

鯖を含む青魚にはビタミンB群やアミノ酸、カルシウムなどが豊富に含まれています。
中でも鯖が特に注目されているのは、ほかの青魚よりも多くの不飽和脂肪酸（オメガ-3脂肪酸）を含んでいるからです。
鯖に含まれる不飽和脂肪酸は大きく分けて２つあります。

1つは［DHA］という、人間の体内では合成する事が出来ない必須脂肪酸の１つです。
DHAは脳の神経細胞を活性化させる働きがあり、学習能力や記憶力を高めてくれます。
成長期のお子様や、認知症の予防をしたい方に必須の栄養です。

もう1つは［EPA］、こちらも人間の体内では合成する事が出来ない必須脂肪酸の１つです。EPAには血中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり脳梗塞や心筋梗塞の予防に大きく効果を発揮します。
DHAとEPAを両方摂取することで脳の機能向上と血液の好循環が整い、生活習慣病の予防にも繋がります。

そしてこれだけではなく、しめ鯖には［お酢］も使用されています。
お酢には酢酸やクエン酸など多くの栄養素が含まれており、ダイエット効果や疲労回復効果、抗菌作用などの効果があります。健康生活を作るのに最も有効な調味料と言われております。

しかしお酢の取り方は難しく、継続的に摂取を続けたいけどなかなかできない、、、という声も多く聞かれます。お酢は、酢豚やマリネなどのように、料理と一緒に摂取するのが効果的ですので、健康の特効薬［鯖］と一緒に摂取すれば、カラダが喜ぶ理想の食事となり、充実した健康生活が期待できます。

冷凍されたお魚は、ゆっくりと時間をかけて解凍するのが理想です。
急激に解凍すると旨味や栄養素が解凍液（ドリップ）と一緒に流れて、食感もベチャベチャになってしまいます。
こちらではおすすめの◎冷蔵庫解凍方法と◎流水解凍方法を紹介していきます。

-18℃以下で保存をして下さい。
お買い上げになった際は出来るだけ早く冷凍庫に入れて保管をお願いします。
※解凍後と再凍結を繰り返すと品質劣化に繋がるため、出来るだけお控えください。

しめ鯖は加熱なしでそのまま召し上がることが出来ます。
解凍した後ひとくちサイズにカットし、お好みで醤油やわさびをつけてお楽しみ下さい。

また、銚子飯田商店のホームページでは、しめ鯖をはじめとする数多くの鯖料理を掲載しております。
『いつもと違う食べ方を知りたい方』や『もらったけど食べ方がわからないという方』は是非ご覧ください。

しめ鯖を味わう上で重要なのが【食感】と【風味】です。
解凍するだけで食べられるしめ鯖ですが、その解凍時間を調整することで【食感】が大きく変化します。

噛んだ時に弾力が残りしっかり噛み応えが欲しい方は解凍時間を1時間程度短くしてみてください。弾力が残るので醤油やわさびをかけて食べる時やご飯とあわせて食べる時はオススメです。

反対に、噛み応えはあまりいらないという方は、通常通り解凍をしてください。他の調味料や料理と合わせやすくなるので、アレンジレシピや初めてしめ鯖を食べる方にオススメです。

次に大切なのが【風味】ですが、こちらは解凍したしめ鯖の切り幅を調整することで違いを楽しむことが出来ます。
風味を楽しみたい方はいつもの切り幅を半分にしてみてください。味よりも香りが印象的になり、酒のつまみなどにぴったりです。

反対に、しめ鯖の味をしっかり味わいたい方は切り幅をいつもより太めにしてみてください。しめ鯖の味がしっかり残るので、アレンジレシピに使う際はオススメです。

切るだけで食べられる料理だからこそ、食べ方にこだわりを持つとより一層楽しむことが出来ます。いくつか試してみて自分好みの食べ方を見つけてください。

プロも認める『本当に美味しい』しめ鯖が飯田商店にあります。
飯田商店のしめ鯖は厳選された国産鯖だけ使用。1枚1枚手作業で骨を取り、明治年間より培われた職人の技術と知識を使い絶妙な〆加減を実現しております。

その味は世界の著名な料理家が審査をするモンドセレクションでも認められ三年連続で金賞受賞を達成しました。しめ鯖部門金賞は銚子飯田商店だけです（2021年現在）。

飯田商店のしめ鯖は、マイルドで甘みのある味になっており、いままでしめ鯖を好んで食べなかった方や口に合わず失敗した経験のある方にも、是非お試し頂きたい逸品です。